キャンプ・シュワブも「辺野古」です!
なにやら「キャンプ・シュワブ陸上案」とかいうのが出ていて「キャンプ・シュワブの中に造るから辺野古じゃない」みたいに思われがちな報道もされていますが、キャンプ・シュワブ自体が地名としては辺野古にあります。
私も便宜上、「辺野古の浜の隣にある米軍キャンプ・シュワブ」というような表現を使う時もありますが、わかりやすくするためにそう書いているだけです。
人々の「辺野古に絶対、基地を造らせない!」という決意は、「キャンプ・シュワブ陸上案」であっても、絶対に許さないのです。
辺野古に基地を造ろうとした頃、政府や防衛庁(当時)は、「安全性、生活・自然環境に与える影響など、様々な面について検討」した結果、辺野古沖に作る事にしたと説明しています。
当時のパンフレットが以下です。
http://www.mod.go.jp/j/library/archives/saco/heliport/index.html
陸上に造ることになると、事故の危険性や爆音の被害は増しますし、政府や防衛庁(当時)が言っていた「海の上に基地を造れば、騒音も少なくなりますし、事故の時も海に落ちますから安心ですよ〜」という説明とは矛盾します。
つまり、「キャンプ・シュワブ陸上案」は、以前の辺野古沖案よりもダメなんです。


(画像は左側が以前の「辺野古沖案」、右側が計画を変更してこれまで建設予定とされてきた「沿岸案」。「キャンプ・シュワブ陸上案」はさらに陸上になるので事故の危険性や爆音の被害が増します。)
現在出ている「キャンプ・シュワブ陸上案」は、2005年にすでに出ていて取り下げられました。
以下のサイトに図が掲載されています。
http://www.geocities.jp/yanbaru_yamato/20_diary/200509.html
当時から強く反対されていたことがわかります。